茨城県日立市には、とても長い煙突がある。いや、正確には「あった」と書くべきか。我が家にも煙突を備えている僕としては、やはりその詳細を知っておかねばなるまい。恥ずかしながら、つい最近までその存在すら知らなかったのだが。というわけで、先日、日立鉱山の跡地にひ ...
カテゴリ:博物館めぐり
2014 夏 - 松島 と 遠刈田温泉。
今年のお盆休みは、松島と遠刈田温泉へ行ってみた。 初日は、まず松島へ。 泊まった宿は、その名も「ホテル 絶景の館」。 台風の影響ですっきりしない天気だけれど、暑くなくてかえって好都合。 宿に着くころにはうまい具合に雨もあがってくれた。 手前に写っているのは ...
Deutsches Landwirtschaftsmuseum
またまた博物館めぐりシリーズ。 今日は、ウチからわずか10分足らずの場所にある、Deutsches Landwirtschaftsmuseumに行ってみた。 「ドイツ農業博物館」だ。発音できないけど。 おひとりさま3ユーロという、超良心的入館料。 農耕、牧畜の歴史が手に取るようにわ ...
のんびり日曜日 - 博物館と夕暮れ散歩。
最近は動き回っていたので、この週末はゆっくりと。 年末年始は異様に暖かかったらしいStuttgart周辺だけど、いまは、こんな感じで、冬らしくうすら寒い。 今日は、ウチからクルマで20分ほどの小さな町、Waldenbuchにある「日常生活博物館」へ行ってみた。 ここには、チ ...
Oldtimermuseum Zollernalb
久々に博物館めぐり。 Stuttgartから小一時間の町、Hechingenにある小ぢんまりした博物館、Oldtimer museum Zollernalb。 館内はこんな感じ。 お客はまばらで、自分たちの他に一組、二組いる程度。 このローカルな感じ、嫌いではない。 というより、ゆっくり見れるの ...
Odenwalder Freilandmuseum
のんびりする場所に行ってみた。 Odenwälder Freilandmuseum。Stuttgartから北へクルマで2時間弱。 点在するむかしの家がそのまま展示されている野外博物館だ。 あたり一帯は、絵に描いたようなドイツの牧歌的風景。 時間が止まっているかのよう。 意外にお客さん ...
Schrambergの博物館。
黒い森、Schwarzwaldにある小さな町。 その町、Schrambegに位置する自動車博物館を訪ねてみた。 Autosammlung Steimと、それに隣接するAuto & Uhrenmuseum。 前者は、上品かつ瀟洒な雰囲気でずらっと大型車が並ぶ博物館。 後者は、この町に本拠を置くJUNGHANSという ...
Fahrzeugmuseum Marxzell
懲りずに博物館めぐり。 今回は、先日のウニモグ博物館にほど近い街、Marxzellにある私設博物館、Fahrzeug Museum Marxzell。 その存在は以前からマークしていたのだが、やっと行くことができた。 こういった私設Museumは、クルマそのものというよりも、その「雰囲気」 ...
Erwin Hymer Museum
3月に入り、急に暖かくなった。 ついこのまえまではマイナス16℃などという極寒の世界だったのに、たった一週間ほどでびっくりするくらい暖かくなってきた。 というわけで、さっそくこの週末は、ずっとリビングの飾りモノになっていた自転車を引っ張り出してみた。 リ ...
うにもぐ Museum
うにもぐ体験。 はたらくクルマ好きの方なら、かならずその名前を知っているであろう、ウニモグ。 ヘンテコな名前だけど、はたらくクルマ界では、その名を知らぬ者はいないほど有名なクルマ。 "Universal-Motor-Gerät"(多目的動力装置)というドイツ語を略して、UNIMOG ...
Auto Museumまとめ。
これまで訪れた、ヨーロッパの自動車関連博物館まとめ。 1. Porsche Museum (Stuttgart , Germany) 2. Porsche Museum Gmünd (Gmünd , Austria) 3. BMW Museum (München , Germany) 4. トリノ自動車博物館 (Torino , Italy) 5. Galleria Ferrari (Modena ...
356詳細観察。
しつこくPorsche Museum。 もう何回めかわからないが、この週末はまたPorsche Museumに行ってきた。 ドイツに来たら、必ず一度は行かないと気がすまない(笑)。 もちろん、MEILENWERKにも。 周囲には「よくもまぁ、飽きないねぇ・・・」なんて呆れられているが、ええ、ま ...
イタリア車 聖地めぐりの旅 (後編)
3日め。 モンツァの町をあとに、ミラノを横切りながら、マラネロへ。 クルマ好きならば一度は耳にしたことがあるであろう、マラネロ。 かのフェラーリさまの本拠地だ。 さっそく、本社前でバシャバシャと写真を撮り、Ferrari Storeをうっとりと眺め(ここでは散財せず ...
イタリア車 聖地めぐりの旅 (前編)
今年のイースター連休は、イタリア車三昧。 去る4月10日から13日にかけて、イタリアに行ってきた。 今回のテーマは、「イタリア車 聖地巡礼」。 他のものには目もくれず、ひたすらクルマ関係ばかりを見てきた四日間。 テーマだけは決めたものの、ロクに下調べもしないまま ...
近況。
最近は、公私ともになにかと忙しい。 なぁんて思っていたらいつのまにやら4月も半ばをすぎ、ミュンヘンもすっかり春。 ひとつひとつ、ゆっくりと書きたいのだけれど、なかなかまとまった時間がとれないので、とりあえず最近の近況を簡単に。 先日のIce campでアルプ ...
PORSCHE MUSEUM
2009年1月末、予定より若干遅れて、新生PORSCHE MUSEUM、やっとOpen! 待ちに待ったこの新生PORSCHE MUSEUMにさっそく行ってきた。 場所は、ココ。 シュツットガルトの郊外、Zuffenhausen地区に位置するこのMUSEUM、従来は拍子抜けするくらい規模の小さなMUSEUMで、10 ...
霧の中で
霧が立ちこめる日曜の午後。 僕は、ひとりここを訪れた。 ここは、ほんの60年ほどまえ・・・、 苦しみと悲しみだけを残され、 他のすべてを奪いとられた何万人もの人たちが、 同じ人間から、 ...
DEUTSCHES ZWEIRAD - UND NSU - MUSEUM (後編)
だいぶ間が空いてしまったが、最終回。 クライドラーのシンプルな50ccレーサー。 15,000rpmで14PSを絞り出す。 虚飾の一切ない、機能に徹したカタチは、美しい。 往年のレーサーたちがずらっと並ぶ一角。 アルミタンクに刻まれた叩き出しの跡から、作り手の思いが伝 ...
DEUTSCHES ZWEIRAD - UND NSU - MUSEUM (中編)
クライドラー R50。 クライドラーといえば、あの浮谷東次郎が初めて父親に買ってもらったオートバイもクライドラーだった。 当時15才だった彼が、人生初の愛車クライドラーで市川-大阪を往復した体験を中心に綴られた、「がむしゃら1500キロ」を読んだのは、いつのことだ ...
DEUTSCHES ZWEIRAD - UND NSU - MUSEUM (前編)
二輪車とNSUの博物館に行ってきた。 シュツットガルトから約40km北に位置する町、Neckersulm。 この町は、今はAudiの工場があることで有名なのであるが、もともとはこのAudiと合併したNSUの本拠地であった町なのだ。 1950年代中頃には、世界一の二輪車生産台数を誇ったNS ...
ポルシェのふるさとを訪ねて (最終回)
ポルシェはまた、ある痛ましい事故の主役としても有名だ。 そう、ジェームス・ディーンである。 1955年9月30日、彼は納車されたばかりの550スパイダーで走行中、対向車と正面衝突し、24才の短い生涯を終えた。 さて、ここからは他の展示車両を駆け足で。 まずは968カ ...
ポルシェのふるさとを訪ねて (その4)
356B / ROADSTER T6 ('62)。 1,582cc、75PS。中期型の356 "B"。 あ・・・、いま書いていて気づいたが、きのう、後期型の356 "C"から紹介したのは失敗だった・・・。 だんだん、逆に歴史を遡ってしまっている。 356 "C"、"B"とくれば、次は当然・・・、 そう、356 " ...
ポルシェのふるさとを訪ねて (その3)
次は、2Fの展示スペースへ。 真っ先に目に入ったのは911のPOLIZEI仕様。 325PSの997型カレラだ。 2006年5月から10月までの6ヶ月間、試験的に警察に導入され、50,000kmほど実際に使用されたようだ。 しかし、高価な車体、狭い室内スペースなどなど、警察車両として使用する ...
ポルシェのふるさとを訪ねて (その2)
Ferdinand Porsche。 かの有名なポルシェ博士である。 フォルクスワーゲン・ビートルを設計したことはあまりにも有名だ。 そしてその息子、フェリー。 この博物館の主役である356は、彼の手によって設計されたのである。 ポルシェの名を冠した最初の試作車、PORSCHE ...
ポルシェのふるさとを訪ねて (その1)
天気のよい日曜、ポルシェのふるさとを訪ねた。 ミュンヘンから南東方向へ260km、オーストリアはGmuend(グミュント)という小さな町。 ここが、ポルシェの「ふるさと」だ。 くわしい説明は本家のウェブサイトに譲るが、"Porsche"の名を冠した初のスポーツカーである「35 ...
BMW MUSEUM
つい先日リニューアルオープンしたばかりの、BMW MUSEUMに行ってみた。 この一週間は出張であちこち飛び回っていたので、心身ともにクタクタ。 とても遠出する気にはならず、かといって家でぼうっとしていてもつまらない。 おまけに、外は雨。 こんな日は博物館めぐりにう ...
Cite de l' Automobile - その2 -
受付を終え、展示ホールへ入っていく。 内部はこんなようす。 そうとう、広い。 この博物館は、世界でも最大規模のブガッティ収蔵台数を誇るそうだ。 その台数、100台以上! ブガッティ。 ブガッティ・・。 ブガッティ・・・。 ブガッティ!! なんと ...
Cite de l' Automobile - その1 -
30℃越えの日曜日。 こんな日は、いざ、オートバイでツーリングだ!といきたいところなのだが、あいにくタイヤとブレーキパッドの磨耗がひどいので、交換するまで遠出は自粛・・・。 気づいたらリアのブレーキパッドがほとんどなくなっているし、先日も書いたようにフロン ...
DB MUSEUM
ここ数週間は、週末になっても特にどこにも行かずに、家で過ごすことが多かった。 仕事で疲れてて体調が優れなかったのと、寒くなったのと、いろいろあってどうにも活力が湧かなかったのだ・・・。こういう時期だってあるのだ。いつもお気楽、楽しいことばかりじゃないの ...
EFA MUSEUM
ひさしぶりの更新だ。 先々週、10月20日から、えい坊がこちらへ出張にきていて、我がアパートに居候しているのでなかなかゆっくり書くヒマがなかったのだ。 当初は3日間のミュンヘン滞在予定だったものが、紆余曲折を経て、彼女の帰国予定はいまのところ11月11日となって ...
めるくりん
メルクリン。 お菓子か洗剤かなんかの名前みたいだが、違うのだ。 メルクリンとは、鉄道マニアなら必ずその名を知っているであろう、鉄道模型の老舗メーカーである。 ちなみにわたくしは鉄道マニアではないが、子供のころにはあこがれましたよ、鉄道模型!TOMIXとか、KATO ...
好記録 (Sinsheim博物館 おまけ編)
Sinsheim博物館へは往復650キロの道のりであったが、この日の燃費を測ってみたら、なんと、驚きの13.7km/l!! ほとんどアウトバーンだったせいもあるだろうが、330i、意外にやるなぁ! ...
Sinsheim博物館 (クルマ編)
さて、Sinsheim博物館の記録もやっとこれで最終回。 昼飯を挟み、足を休めたあと、別ホールへ。 ここでは、貴重なクルマたちをどどっと一挙に紹介。 まずは、ミウラ。幼少時代、世の中はスーパーカーブーム真っ只中だった。 数あるスーパーカーの中でも、もっとも好きなク ...
Sinsheim博物館 (コンコルド編)
さて、いよいよこの博物館の目玉である、コンコルドだ。 コンコルド・・・。 小さい頃、よく図鑑を眺めていた。 おもちゃも持っていた。あの特徴的な動くクチバシが子供心にグッときた。 いかにも未来っぽいそのスタイルがとても気に入っていた記憶がある。 それから数十 ...
Sinsheim博物館 (ミリタリー編)
アメリカンなワールドですっかりロカビリーなテイストになったぼくは、ロッケンロールな気分で次の展示スペースへ。 と、こんどは一転して辺り一面、キナ臭い世界が繰り広げられているではないか! 天井には戦闘機がところ狭しとぶら下げられ、マネキン戦士たちがそこら ...
Sinsheim博物館 (American dream編)
駐車場にクルマを駐め、入口のほうへと歩いていく。 なんだかドイツらしくない、ずいぶんとニギヤカな雰囲気の外観だ。 青く塗られた建物と黄色の文字の組み合わせは、なんだかIKEAみたい。 といっても、表には派手な色に塗られた戦闘機やら飛行機やらの実物が串刺しにな ...
Sinsheim博物館 (予告編)
今日は片道300キロかけて、Sinsheimの博物館へ行ってきた。 数年前、出張の折に高速を走るクルマから目に入って以来、ずっとずっと行きたかったところだ。 今日、やっと、実現! いやぁ、まいった! サイコーにゴキゲンな博物館だった! いままでに行った博物館の中でも ...
ツェッペリン。
先週末のことになるが、ミュンヘンの南西約200kmほど、ボーデン湖畔のフリードリヒスハーフェンにある飛行船の博物館に行ってきた。 しばらくまえに、アパートのバルコニーから見えた、空にぽっかり浮かぶ飛行船を見て以来、行きたいと思っていたところだ。ちょうど、日本 ...
ハシゴ
きょうは交通博物館へ。 まえに一度訪れているのだが、また行きたくなったので、再び行ってみることにする。 前回はドイツの友人に連れてきてもらったのだが、今回はひとり。 地図で場所を確かめて、最寄り駅Schwanthaler-hohe(まったく読めない・・・。)まで地下鉄(Uバー ...