さて今回の一台は、僕が生まれて初めて異国のドイツで運転を体験したクルマだ。 2007年だから、もういまから13年ほどまえの話。そのときのようすは上のリンク先に詳しく記しているけれど、あのときのことはいまだによく覚えている。ミュンヘンの街中を運転するのはとにかく緊 ...
カテゴリ:クルマ
思い出のクルマたち - その9 FIAT PANDA CLX('96)。
思い出のクルマその9は、記念すべき僕の初めての「マイカー」だ。FIAT PANDA CLX (FF/5MT)1996年式。ダブルサンルーフ仕様。23歳のとき、お金もないのに長期ローンを組んで新車で買った。若気のいたりだ。ナンバーはまだ「2ケタ」ナンバーだ。なつかしい。パンダを選んだ理 ...
思い出のクルマたち - その8 ミニモーク。
ミニモーク。すごいカタチだ。僕は、中学まではクルマ「だけ」が大好きだったのだが、高校生のころになると、クルマよりもバイクのほうにどんどん興味が移ってしまっていた。高校を卒業して運転免許をとった頃にはすでにバイクのことしか頭にはなく、クルマへの興味はほとん ...
思い出のクルマたち - その7 NEOPLAN スカイライナー。
まるで宇宙からやってきたかのようなバスだった。これまた僕が小学生のころ、1980年代初頭のことだったと思う。ある日、僕がいつものように近くの公園に遊びに行った帰り道のこと。温泉旅館の並ぶ通りを歩いていたら、大きな駐車場に一台の巨大なバスが駐まっていた。僕は、 ...
思い出のクルマたち - その6 マツダ ポーターキャブ。
なんだろうこの愛らしい表情は。マツダの軽トラ、初代ポーターキャブは、小学生の頃たまに両親に連れられて訪れる親戚のおじさんの家にいつも置いてあった。ガチャピンにそっくりな顔つきとボディカラーで、いつもやさしく僕を迎えてくれた。当時、おじさんの家は養鶏をやっ ...
思い出のクルマたち - その5 ホンダライフ ステップバン。
いま見てもいいデザインだなぁ、と思う。ホンダのステップバン。僕が中学生のころ、理科のN先生が乗っていたクルマだ。先生のステップバンは、鮮やかな黄緑色!だった。 地味なクルマが並ぶ中学校の駐車場で、いつもN先生のステップバンは異彩を放っていて、生徒の間でも「 ...
思い出のクルマたち - その4 シボレーコルベット(C3)。
思い出のクルマその4は、シボレーコルベット(C3)。小学生のころ、家から歩いて10分ほどの家に、いつもこのコルベットC3が駐まっていた。通学路ではなかったけれど、よく遊びにいく友達の家のそばだった。記憶では、写真のような鮮やかな赤ではなく、エンジ色のような暗くく ...
思い出のクルマたち - その3 7thスカイライン。
思い出のクルマ第3弾は、日産スカイライン(R31)。1985年にデビューした、スカイラインの7代目だ。このとき僕は中学に入ったばかり。 相変わらずクルマが大好きで、授業もロクに聴かずにノートの隅にクルマの絵をいたずら書きする毎日を送っていた。国産車の中ではダント ...
思い出のクルマたち - その2 ハイゼットアトレー。
思い出のクルマその2は、ダイハツハイゼットアトレー。僕が中学生のころ、ついに初めて我が家へやってきた自家用車だ。購入時期から類推すると、おそらく1986年式。当時の僕は中学生になり、我が家が「5ナンバーのマトモなクルマ」を手に入れるチャンスは絶望的に低いという ...
思い出のクルマたち - その1 バンいろいろ。
やけに唐突だけれども、僕の思い出に残るクルマたちのことを少し書いておこうと思い立った。僕は物心ついた頃からクルマというものが大好きで、幼稚園児だったころには道ゆくクルマたちの車種名をほとんどピタリと言い当てられるようになっていた。といっても、当時はこんな ...
「技術」のカギ。
我が家のそばには、一人暮らしのおばあさんが住んでいる。もう半年以上も前のことだろうか。ある日の夜、僕が家に帰ってくると、そのおばあさんの家にはいつもと違うクルマが駐めてあった。エンジンがかかったままで、ヘッドライトも点いている。ちょっとヘンだな、と思った ...
ムカシノ、ハタラク・クルマ。
立ち寄った本屋さんでふと素敵な本を見つけたので衝動買いしてしまった。カタログでたどる 日本の小型商用車―1904-1966 [単行本]小関 和夫三樹書房2017-04-27この本だ。これまでほとんど見たことのなかった車種や、知らなかった商用車がカラーでたくさん載っている。ページ ...
老舗の眼鏡店。
老舗の眼鏡屋さんに行ってみた。郡山にある、「正圓堂眼鏡店」。創業1900年という、老舗中の老舗だ。以前えい坊が新しい眼鏡を探していたころ、僕が大好きな世界的工業デザイナー、奥山清行氏がデザインを手がけているブランド、「KEN OKUYAMA EYES」の眼鏡をチラッと紹介し ...
1000 MIGLIA (2009)。
8年もまえの話でいまさら感たっぷりなのですが、前回に引き続き、BIGLOBEからのアルバム引越しの一環として、1000 MIGLIA (2009)の写真をこちらに再掲します。元記事はこちら。興奮と感動のるつぼ、でした。なつかしいなぁ。夕方。Bresciaの町は、まだまだ閑散としている。ゴ ...
お彼岸、里帰り。
お彼岸ということで、久しぶりに山形はかみのやまの実家に帰省し、お墓参りをしてきた。いよいよ本格的に春の訪れを感じるようないい天気にも恵まれ、つかの間、懐かしい上山でのひと時を過ごすことができた。 買い物に立ち寄った天童のイオンモールには、昨年のオリンピッ ...
アバルトキバコ。
我が家にどーんとひとつの「木箱」がやってきた。 アバルト595を持つ知人Nさんが、引っ越しを機に処分しようとしていたesseesseキットの木箱。5、6年まえ、彼がアバルトを購入した当初、「かっこいいなぁ、欲しいなぁ・・・」と、僕が指をくわえていたことを覚えていてくれ ...
Porsche - ステキな映像。
僕はいちばん好きな自動車メーカー、Porsche。そのPorscheが、じつにステキな映像を公開した。上の映像は、2014年、AudiがPorscheのWEC復帰に際して公開した映像。Audiの本拠地Ingolstadtを出発したR18 e-tron クワトロが、Porscheの本拠地であるStuttgartはZuffenhausenの路 ...
鳥居撤去。
先週、高さ制限に引っかかって、鳥居の「ツノ」がもげてしまった我が家のハイゼット号。これを機に、鳥居ごと取っ払ってしまった。こちらが撤去前。両端の「ツノ」が見事にもげてしまっている。そして、こちらが撤去後。 鳥居がなくなって、スッキリした見栄えに。鳥居がな ...
ガレージ小改装。
このところずっと楽しみにしていた、やまばとさんの孵化。 もうそろそろ雛が孵るころだとワクワクしていた矢先、あろうことか近所の野良猫にやられてしまった。 朝、雄と雌が抱卵を交代するために、ほんのすこしの間巣を空けた隙に襲われたようだ。 クルマの屋根に、猫 ...
大雪と温泉。
2014年2月9日、早朝。 朝、起きたら、びっくりするくらいの、雪。 残念なことに、玄関まえのユーカリの木が、重みで見事に折れてしまっていた。 「東北の湘南」も真っ青である。 全国的に大雪となったこの日。 当然のことながら、ここだけではなく、関東を中心に、あ ...
ちょっとお召かし - ハタラク・クルマ
年末から、ちょっとずつ我が家のかわいいハイゼット号に手を入れている。 完全フルオリジナルのドノーマルで乗り続けようかとも考えていたのだけど、やっぱり、少しずついじりたくなってきてしまうのは自然のなりゆきか。 といっても、予算はないのであくまでチープに楽し ...
ハタラク・ミニグルマ
またまた、すこし薪運び。 この週末は、季節の変わりめのせいか、ちょっと風邪気味・・・。 鼻とノドが、少しやられてきている。 だけど、天気がいいと、ついつい、やっぱり外に出たくなってしまう秋の日曜日。 そんなわけで、今日はハイゼット号でまた少しだけ薪を運 ...
お盆休み - 2013 その後
お盆休み後半。 特にどこかへ出かけることもなく、のんびり過ごす。 しばらく洗ってなかったハイゼット号(軽トラ)を洗ってあげる。 荷台マットも(初めて)外して、すみずみまでキレイに。 ちなみにこのゴムマット、非常に重くて意外とタイヘン。 マットを外した荷 ...
我が家のハタラク・クルマ
帰国に合わせて我が家に仲間入りした、かわいいかわいいハタラク・クルマ。 ダイハツ・ハイゼット「ジャンボ」、2013年式。 こういった、のどかな日本の田園風景に似合うことこのうえない。 フロントパネルのダイハツエンブレムと「HIJET」のえげつないロゴステッカー ...
さよなら、A4。
本日、ついにクルマを手放した。 2年間、ドイツでの生活を共にしてくれた、このクルマ。 ドイツ人の同僚の助けを借りて、買い取ってくれる相手を見つけたのだ。 初対面のドイツ人相手に、自分ひとりで売買契約と引渡しをするのは正直ドキドキではあったけど、本日、なん ...
Italy , May 2013 - 500 & パンダ編
いよいよ最終日。 帰りの飛行機は午後早い便なので、ホテルをチェックアウトした後は、寄り道せずに駅前のバス停まで歩く。 広場の前に差しかかると、愛らしいFIAT 500が走ってきた。 まだまだチンクも現役バリバリだなぁ・・・、とうれしくなっていると、 あとか ...
Italy , May 2013 - ハタラク・クルマ編
旅はまだまだ続くけど、ここでちょっとイタリアのハタラク・クルマ特集を。 イタリア旅行の大きな醍醐味のひとつといえば、やはり、イタリアらしいピッコロなハタラク・クルマを見ることである。 Piaggio Ape。 イタリアの小さなハタラク・クルマを語るうえで、最も ...
4月が、終わる。
あれよあれよという間に、4月ももうすぐ終わる。 5月に入ると、いよいよなにかと忙しくなる。 ということで、えい坊がテニスにいそしんでいるスキを狙って、Porsche Museumへ参拝に。 おそらく、これで見納めになるだろうと思うと、感慨深いものがある。 ところがど ...
多忙な日々。
またまたあっという間に時間は過ぎ、もう4月も後半。 大物の荷物は、先日すでに送り出してしまった。 クロネコベンツに積まれて、一足先に出発していった荷物たち。 蚤の市での戦利品たちも、いまごろ、船積みされるのを待っていることだろう。 荷物を送り出した ...
もう、3月。
久しぶりの更新。 気がついてみたら、前回の更新からまる一ヶ月。 もう、3月も半ばを過ぎてしまった。 2月後半は、ひどい風邪をひいてダウンし、治ったと思ったら、こんどは慌しく一週間の日本出張で、とにかくなかなか苦しくも忙しい日々だった。 日本へ帰ったのは、 ...
ハタラク・クルマ。 - その2
一年ほど前・・・。 「ハタラク・クルマ。」と題して、こんな記事を書いた。 あれから一年。 いよいよ日本への帰国も近くなり、我が家の「ハタラク・クルマプロジェクト」も大詰めを迎えつつある今日このごろ。 この一年、ドイツにおける詳細なマーケットリサーチ、お ...
スワップミート in Schorndorf
ポルシェ関係のスワップミートがあると聞き、この週末行ってみた。 Schorndorfという、Stuttgartから30kmくらいの小さな町。 あのゴットリープ・ダイムラーが生まれた町だ。 旧市街は木組みの家も多く、小ぢんまりしているもののなんだかすごく落ち着く雰囲気だ。 少 ...
Oldtimermuseum Zollernalb
久々に博物館めぐり。 Stuttgartから小一時間の町、Hechingenにある小ぢんまりした博物館、Oldtimer museum Zollernalb。 館内はこんな感じ。 お客はまばらで、自分たちの他に一組、二組いる程度。 このローカルな感じ、嫌いではない。 というより、ゆっくり見れるの ...
秋の集会 in MEILENWERK
MEILENWERK、秋の集会。 クラシックカーの輝ける季節もそろそろ終わり、ということで、MEILENWERKでちょっとしたイベントが開催された。 建屋の中には、356が2台、売りに出されていた。 一台は'57年式スピードスター、もう一台は'59年式のカブリオレ。 どちらも、お ...
モナコ - モンテカルロ市街地コース
アコガレの、モナコ。 走ると疲れるし暑いので、歩いてみました。 いろんな写真は、こちらからどうぞ。 というわけで、ここでは、実写画像とバーチャル画像の比較を。 各画像とも、上が今回撮影したもので、下はバーチャル世界、すなわちGT5の画像。 編集しているうち、 ...
洗車。
久々に、クルマを洗ってみた。 ふだんから、完全に「アシ」として割り切られ、ほったらかしの乗りっぱなしにされている我が愛車。 だから、このブログにもほとんどこのクルマのことは書いてない。 だけど、このところずいぶん汚くなって、さすがにちょっと申し訳なくな ...
Intermeccanica - Custom coach builders
ひさびさに、Intermeccanicaのサイトを見てみたら、いつのまにか、コンテンツがリニューアルされていた。 こちらのページには、Intermeccanicaの組立風景の写真も多数掲載されている。 先日、'60年代のPorscheにおける、356組立工程の動画を見つけて狂喜乱舞したばかりだ ...
じてんしゃさんぽ
あまり夏らしくない夏だ。 去年に引き続き、今年もなんだかパッとしない天気の日が多い。 日本は猛暑と聞いているけど、こっちは逆に、太陽が恋しいくらいだ。 先週末は、自転車に乗ろうと玄関のドアを開けた瞬間、ドサーッと雨が降ってきたりで、あまり乗れなかった ...
Christophorus 356
手に入れねば!と思っていたChristophorusを入手。 Christophorusとは、Porsche社の発行する、歴史ある情報誌。 最新号は、No.356。そう、記念すべき「356号」。 金曜、仕事がらみでちょいとPorsche Museumに行く用事があったので、ここぞとばかりに買ってきたのだ。 1 ...
Made by Hand -356ができるまで-
すばらしい映像を見つけた。 1960年代初頭の、356アッセンブリーを詳細に記録、紹介した映像だ。 ポルシェ好きの方にはすでに有名なものなのかもしれないが、お恥ずかしながら僕は初めて見た。 冒頭、いきなりフェリー・ポルシェのごあいさつから始まるこの映像、まずは、 ...