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梅雨らしく、小雨が降ったりやんだりの日曜。
こんな日は、のんびりと博物館へ。
mokei

いわき市暮らしの伝承郷で特別展として開催されている、古民家模型展。


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期待以上の内容で、圧巻だった。
1/30スケールの、とんでもなく精緻な、でも、暖かみに溢れたすばらしい作品がズラリと並んでいた。
あろうことか、せっかく持っていった一眼レフカメラにメモリーカードを入れ忘れてくるというマヌケをやらかしてしまったがために、やむなくiPhoneで撮影せざるを得なかったのが残念・・・。

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どの作品も、外部はもちろんのこと、内部までどこまでも精巧に作り込まれている。

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本物と区別がつかないほど。

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どれだけ見ていても飽きない。

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食い入るように、立ちひざ状態でのぞき込む。
建てつけの具合まで、このうえないリアルさだ。

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囲炉裏のぬくもりが伝わってきそう。

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無造作な一つ一つのディテールが、ものの見事にリアルだ。

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古民家への愛がひしひしと伝わってくる。

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茅葺き屋根といえば大内宿、といっても差し支えないほどに有名になった大内宿の作品を中心に、全国各地の古民家が並んでいた。間取りは似ているものの、屋根の作りが各地で特徴的なのだそうだ。

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テレビアンテナとか、ブルーシートとか、屋根が苔むしているようすとか、たまらない。

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僕が幼少のころは、まだこうした民家はちらほらと身近にも残っていたような記憶があるけれど、本当に最近はめっきりなくなってしまった。

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昔の民家に学ぶべきところは多い。

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暮らしを営む「姿勢」についても。

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こうした日本の民家建築の美しさは、いったいどこへ消えてしまったんだろう。

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美意識にあふれたこの梁。

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本質的な豊かさとは何か、という問いを改めて投げかけられているようだ。

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また、会津をのんびりとバイクで走り回りたくなってきた。

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薪、トタン・・・。

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いまにもおばあちゃんが出てきて縁側に腰をおろしそうだ。

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一通り見終わって、屋外の敷地にある、移築された実物の民家を見てまわる。

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この美しくも静謐なる空間よ。

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たまにはこうした雨の日曜も悪くない。
悪くないどころか、大満足の一日になった。