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北海道上陸四日め。
家を出発してから5日めになり、だんだんとこの「非日常」な世界が「日常」化してきた。

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いつものように、5時に起床して7時に出発。
今日は天気がよさそうだ。うれしい。

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まだ履き始めて間もなく、革が硬かったこのブーツも、少しずつ柔らかくなって足になじんできた。

昨夜、なぜか充電できない状態になってしまった携帯電話は、今朝もやはりそのまま。
まあ、非常時には旧友Tの携帯があるのでどうってことはないのだが、やはり何となく不安になってしまうものだ。
毎日、走行軌跡のログをとっていたのだけれど、残念ながら今日はそれも使えない。

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最初に向かったのは、サロマ湖
無事に以前写真を撮ったポイントを発見できたので、そこで小休止。

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例によって23年まえの写真。
肝心の「湖」が全然写っていない割には左に余計なポールが写ってしまっているし、構図も見事な日の丸構図・・・。
当時は写真にまったく興味がなかったので、どれもこれもヘタクソな写真ばかりだ。

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看板の上部にあった温度表示計が撤去されているけれど、まさしく同じ場所だ。

サロマ湖からR242で内陸へ入る。
途中、遠軽のコンビニで休憩しているとき、ふと、携帯電話の充電トラブルの原因は、もしやケーブルのせいではないかと思い至った。
そこで、そのコンビニで試しに新しいケーブルを買ってみたら、ビンゴ。
あっさり充電できるようになった。
これで一安心、走行ルートもまたちゃんと記録できる。

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R333、北見峠を通って、ここでお昼ごはん。
乾ききらなかった洗濯物をGSのうえに広げて乾かす。
シリンダーのうえは絶好の乾燥場所だ。

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最近は小綺麗な道の駅が増えすぎて逆に面白みに欠けてきたので、あえてこういった昭和の香り漂うドライブインや「食堂」に好んで入ることにしている。
そしてその選択は、意外と「当たり」な場合が多い。

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旭川市街には入らず、外周のまっすぐな道道や農道を走り、旭山動物園のわきを素通りして、美瑛へ。
青空の下を走るのはじつに気持ちがよい。

ところで、バイク乗りの必携地図であるツーリングマップルは、北海道版だけ縮尺が違う。
北海道版は1:200000だけど、他の地域版は1:140000。
この違いになかなか慣れず、距離感覚をつかむのにちょっと苦労する。

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美瑛もやはり外国人観光客の方々だらけだった。
とりあえず美瑛駅で記念撮影し・・・、

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丘を見渡せるポイントを探しながら、のんびり走る。

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パッチワークのような、とはよく言ったものだ。
なだらかな丘が続くこんな風景は、本州ではなかなか見ることができない。

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レンタサイクルで丘めぐりをしている観光客の方々が多かったけれど、坂道が多いからちょっとたいへんだろうな・・・。

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そういえば、北海道に来た途端、すれ違うライダーとはほぼ100%挨拶を交わしている。
いわゆる「ピースサイン」。懐かしい感覚だ。

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美瑛から富良野まで南下し、再び、初日に泊まった日の出公園キャンプ場へ。

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この日は終日、雨の心配をすることなく走ることができて、とても幸せな一日だった。

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今日も一日、無事故で走れたことに感謝だ。

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この日は二人とも何となく魚が食べたい気分だったので、今夜のおかずは、イカ下足とシシャモ。

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いよいよこのツーリングも終盤に近づいてきた。
残りも安全運転で楽しもう。

本日の走行距離、301km。

(つづく)