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北海道上陸二日めの朝。


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空模様は相変わらずパッとしないけれど、幸い、雨は止んでいる。

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キャンプ場となりの公園を少し歩いてみる。
ここに泊まったのは3回めだけど、ラベンダーの咲き誇る風景を見たのは今回が初めてだ。

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少しずつ、北海道に来た実感が湧いてくる。
緯度が近いせいか、ドイツで見ていた風景と重なる部分が多い。

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雨上がりの空気感も、しっとりしていながらさらりとしている。
本州のような暴力的な不快感とはまるで違う。

ツーリング中は、毎朝5時に起きて7時にキャンプ場を出発した。
経験上、目覚めてからテントを撤収して身支度を整えるまでほぼ2時間かかる。
もう少し早くできないものかと毎回思うのだけど、これ以上急ぐとコーヒーを淹れる時間がとれなくなってしまう。

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この日最初に訪れたのは、麓郷、五郎の石の家

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残念ながら、早すぎた。
開場は9:30だった。

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「北の国から」も、最後の作品からもうだいぶ時間が経った。

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頭の中では、あのテーマ曲がエンドレスリピート状態。

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旧友Tの奥方曰く、「五郎の生き方は単なる男のエゴ」だそうだ。

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たしかに、そう言えなくもない、かもしれない。

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けれど、そんな不器用な生き方に憧れてしまう自分がここにいる。

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少し離れた麓郷の森、丸太小屋のほうも開場前で中には入れず、遠巻きに眺めるしかなかった。

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23年前の写真。
この瞬間、なにを考えていたのか、すでに全く覚えてはいない。

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麓郷の森に別れを告げて、さだまさしとともに狩勝峠へ。

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人間のほうはだいぶ劣化しているが、山々の姿は変わらない。
ブーツの中にジーンズの裾をインするスタイルが時代を感じさせる。

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狩勝峠を下り、道の駅南ふらので小休止。
ここで、オーストラリアから来たという一人のおじさんと出会った。
札幌でレンタルバイクを借りて、ここまで走ってきたとのこと。
このあと東京、京都に立ち寄る予定だと話してくれた。
なかなかダイナミックな旅だ。
せっかくなので、いっしょに記念写真を撮らせてもらった。

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映画「鉄道員」の舞台になった幾寅駅に立ち寄る。
ぼくはまだ観ていなかったので、帰ってからのお楽しみにしよう。

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ここで天気が急変、土砂降りになった。
駅舎で雨宿りしながら、カッパを着込む。

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うんざりするような雨の中、やっとたどり着いた旧愛国駅

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前回はいい天気だったのに・・・。

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その後も降ったりやんだりの天気の中、農道を使って帯広を抜け、R242、R241を経由して、16時過ぎに阿寒湖畔キャンプ場に到着。
途中、道端にエゾジカの雌が倒れて死んでいた。
きっと、クルマと衝突してしまったのだろう。


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そそくさとテントを設営して、近くの「まりも湯」へ。
そこのおじさんによると、近頃は中高年のライダーが一人、あるいは二人くらいでやってくるケースが多いという。
やはり、以前に較べて若者ライダーは減っているようだ。
たしかに、すれ違うバイクの大半は我々と同世代か、もしくは上の世代ばかり。

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さっぱりした身体で、アイヌコタンを歩く。
平日のためか、多くのお店はすでに閉まっていて、閑散とした雰囲気。

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人影まばらな中、スピーカーからムックリの音と観光案内のアナウンスが延々と流れる。

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夕食は、そんなアイヌコタンの一角にあるお店で。

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我々のツーリングで自炊しない夜は珍しいのだけど、たまにはこういう夜もいいものだ。
キャンプ場から歩いて数分だし。

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アイヌ文化は文字を持っていなかったそうだ。

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以前はなんとなく「ただの観光地」という認識しか持っていなかったし、そこから自分の興味が深まることもなかった。

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だけど、いまはそこから少しだけ進んで、そこにまつわる歴史や文化といったことにも興味を持てるようになってきた。
歳をとっても、いや、歳をとればとるだけ、興味の対象は広く深くなっていく。
そう考えると、人生は長いようで、みじかい。

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自分の興味は、これからどういう方向に進んでゆくのだろう。

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一期一会を大切に。
人間万事塞翁が馬。

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本日の走行距離、311km。

(つづく)