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翌朝。
デッキに出てみると、空はいまにも泣き出しそう。
天気予報からも、青空は望めないだろうことは伝わってくる。

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そんな空模様を忘れさせてくれるような、朝の素敵なピアノ演奏。
「北の国から」のテーマ曲や、「知床旅情」を聴いていると、もう、気分はすっかり北海道だ。

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地図を眺めながら、コースを考える。
そこに拡がる風景を想像しながら地図を眺めるのは、ほんとうに心踊るひとときだ。

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苫小牧が近づいてきた。
そろそろ、下船の準備だ。

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荷物を抱えて、車両甲板に降りる。

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身支度と荷造りを整え、着岸を待つ。
暑いし空気が悪いので、早く降りたくて仕方がない。

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11:00すぎ、無事に下船。
残念ながら雨もようだ。
カッパを着込み、バッグにカバーをかけて、いざ出発。

今日は、R237で富良野まで。
上陸初日だし、雨なので、まずはとにかく安全運転を心がける。
身体とバイクが北海道に慣れるまで、ゆっくりウォーミングアップだ。

・・・

平取町のコンビニで簡単なお昼を済ませ、再び走り出した直後、痛ましい事故を目にしてしまった。
バイクとトラックの衝突事故だった。ちょうど、救急車がやってきた場面だった。

走っていた場所や時間から考えて、同じフェリーに乗っていた方だった可能性もある。

その場面が脳裏に焼きついてしまって、富良野に着くまでいろいろなことを考えた。
旧友Tとも、バイクの危険性や安全の確保について、いろいろ話しながら走った。

バイクに乗っている以上、どうしても常にリスクはつきまとう。
残念ながら、そのリスクをゼロにすることはできない。
けれど、可能な限り、「安全」に対する心がけを怠ってはいけないと改めて痛切に感じさせられた場面だった。


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富良野に着く直前、やっと、雨が小降りになった。
ファーム冨田に立ち寄り、ラベンダーをながめる。
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ステキなトラクターだ。
イセキ TB-17型だそうだ。

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かつてイセキがポルシェ・ディーゼルのトラクターを参考にしていた時代のもの。

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こちらの機種は失念・・・。
「旭 9」のナンバープレートがすばらしい。

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一番いい季節に来ることができて、よかった。

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これで青空だったら申し分なかったけれど、それは贅沢というものだろう。

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雨が止んでくれただけでもすばらしい。

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観光客の大半が外国人の方々だったのも、今回の大きな発見(というか、驚き)。


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初日は、富良野にある日の出公園キャンプ場

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以前も泊まったことのある、施設の充実したキャンプ場だ。
一泊、たったの500円。

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お風呂はすぐそばの「フラヌイ温泉」へ。
熱いお湯のほかに、加温していない31℃くらいの源泉の浴槽もあって、これが意外と心地よかった。

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なんとびっくり、FIATのトラクターが!

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夕飯は、とりあえずジンギスカン。

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雨もほとんど止んで、快適な夜。

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この日は偶然にも花火大会の日だったようで、テントからすばらしい花火の数々を見ることができた。
歓迎されているようで、とてもうれしかった。

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この日の走行距離、160km。

(つづく)