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前回書いた通り、先日実家から持ち帰ってきたミニカーたちとトミカビル。

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今日は天気もよかったので、積年の汚れをせっせと落としてあげた。

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中性洗剤と歯ブラシ、スポンジでひたすら洗う。
洗いながら、ひどくこびりついていた汚れは、動きをスムーズにしようと塗った油の類であることを思い出した。

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幼い頃、油を塗れば機械はスムーズに動くということを発見してからというもの、自分のおもちゃのありとあらゆる可動部へ油をさしまくった。
機械油がなくなると、あろうことか僕はマーガリンを使った。
同じ油のようなものだから、代わりになるだろうと考えたのだ。

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ところが、塗った直後は効果を発揮したものの、あたりまえだがマーガリンは次第に硬化し、数日後には逆に可動部はカチコチに固まってしまった。
僕は泣きたい気持ちになったことを覚えている。

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大方の汚れを落として、ある程度きれいになった。

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元どおりに組み立てて、こちらはひとまず完成。
壊れたり欠品している部分があったりするけれど、何も足さず、何も引かず、このままの状態で維持しようと思う。

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さて、今度はミニカーたちだ。
こちらもまずは一台ずつ圧縮エアでホコリを吹き飛ばす。

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いい機会なので、これから一台ずつ、折に触れてこのブログに記録していこうと思う。
何の脈絡もなく、箱から取り出した順に載せていくつもり。
題して、「ミニカー箱からひとつまみ」シリーズだ。

記念すべき1回めは、トミカNo.87、日産キャブオール ルートトラック。

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いまは便利な時代で、ネットを検索すれば情報はたやすく手に入る。
ミニカーマニアの方々に感謝だ。

この日産キャブオールは、1974年9月から1988年9月まで販売されていたようだ。
僕がこれを手に入れたのはおそらく初期、1975年くらいではなかろうかと思う。

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当時はあまり思い入れのある一台ではなかったと記憶している。
荷台部分が樹脂製なので「軽い」のが気に食わなかったような気が。
子供ながらに、重量感というものを大事にしていた気がする。

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この時代のトミカの精巧さには驚愕する。
なんと、ナンバーがきちんと刻印されているのだ。
「足立44 い 24-54」と読める。
一つの文字は、つまようじの先ほどもない大きさだ。
すでに老眼の始まっている自分の目では、もはやルーペなしには読むことができない。
なんという芸の細かさ。金型職人の心意気というものを感じずにはいられない。

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コーラ瓶とケースの印刷も精巧だ。
イマドキの精巧さとはまた違う、人の手による「ぬくもり」を感じることのできる絵柄だ。

「たかがこどものおもちゃ」に、こういった細やかな作りをしてくれた当時の作り手の方々には本当に感謝したい。

正直言って、幼いこどもにはこんな部分、表面的にはそのすごさはわからない。
僕自身、そんな部分には目もくれず、つかんで放り投げてぶっつけまくって遊んでいた。

だけど、作り手が込めた思いは、無意識の中に必ずきちんと伝わるものだ。
こども相手だから「こそ」、手を抜かず、きちんとていねいに作る。

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そういえば最近のトミカってどんなのがあるのかなぁ、と思ってちょっと見てみたら、うーん、どの車種もなんだかディテールがアマアマになってるような・・・。

いや最近は実車のほうも似たり寄ったりのスタイルが多いからどうしてもそうなっちゃうのかとも思うのだけどもいやそれにしても明らかに昔のほうが「いい作り」のような気がするのは果たして自分だけなのかな。

・・・というわけで、次回に続きます。