IMG_0427
またまた一本の木を伐倒した。
今回はコレ。サクラの大木だ。
ものすごく、大きい。

IMG_0434
師匠のSさんといっしょに、木の状態をチェックしたり、伐倒方向を決めたり、入念に事前打ち合わせ。
まだまだ初心者の僕には、ものすごく手強い相手だ。
完全に僕の身体より太いじゃないか。

IMG_0441
目印になる傷をつけてから、受け口を切り込んでいく。

IMG_0444
40cmのバーではぜんぜん幹の太さに届かないから、反対側から回りこんだり、さっそく必死の思いだ。

IMG_0446
受け口を切り取ってみると、中央部は空洞になっているようだった。

IMG_0448
さらに受け口を微調整。
手に汗握る、とはまさにこのこと。
とにかく、今回のは大きい。

IMG_0449
受け口を作り終わったところで、追い口をどんなふうに切り込んでいくか、また念入りに相談。

IMG_0451
そしていよいよ、追い口を切りこんでいく。
中央部分が空洞だから、それも考えたうえで、残す「つる」の厚みになるまで水平に切りこんでいく。
切りすぎは禁物だ。おっかなびっくり、切り込んでいく。

IMG_0639
追い口にクサビを入れて、幹の重心を少しずつ少しずつずらしていく。
そしてついに、轟音を立てながら、ゆっくりとこの大木は倒れていった。
ほぼ狙い通りの方向に倒れてくれて、心からホッとした。
切断面を見ると、かなり大きく空洞ができていた。

IMG_0641
直径を測ってみると、なんと75cmもあった。
師匠の助けをもらいながらとはいえ、こんな大きな木を自分の手で伐倒したなんて、にわかには信じられないくらいだ。
この興奮は、ほんと、体験してみなければわからない。

このサクラの樹齢はどのくらいなんだろう。
もう花を咲かせることはできないけれど、やがて、僕の家を暖めてくれることになるこの木。
感謝の心を忘れずに、大切に使わせていただきます!