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外壁の杉板がどんどん張られてきた。すごくうれしい。

最初から、外壁は木の板張りにしようと決めていた。
「イニシャルコストが高い」とか、「腐るからマメに塗装しないといけない」とか、あらゆるひとたちからさんざんいろいろ言われたが、やっぱり板張りにしてよかった。すばらしい質感だ。
イマドキの「高機能外壁材」は、メンテナンスフリーを謳い文句にしていて、たしかにめんどくさくなくていいかもしれないが、やはり質感が悲しいくらいにショボい。

カタチあるもの、年月を経ればかならず変わっていくのだ。
人間だって不老不死はありえない。みんな年をとっていく。「いつまでたっても変わらない」のは、確かに究極の理想だろうが、どう考えても「不自然」だ。
自然の摂理に従い、年月と共に変わっていくことを肯定し、そのうえで「いい年のとりかた」をしたい。
年をとっても、古くなっても、逆にそれが魅力となりえるような家にしたいし、自分もそうでありたいとつくづく思う。
もちろん、そのためにはそれなりの苦労が必要だが、覚悟のうえよ!