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晴れた日曜。ドライブ日和。

クラシックなメルセデスのうしろについて、のんびりと南のほうへ。
ハンドルを握っているのは、品のよさそうなおばさま。
優雅。

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ドイツでは、生産されて30年以上経ったクルマでオリジナルコンディションを保っているものは、Historic carとして、税制面で優遇される。
ナンバー右端の「H」という文字がその対象車であることを表している。
国がクルマに文化的価値を認め、大切にしようしている姿勢がわかる。

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さすがにアルプスが近いだけあって、雪が残っている。
とはいっても、ほんの少しだけれど。
こんな景色の中でのキャンプ、うらやましい・・・。

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冬の日差しを受けて輝くまるたんぼう。

また少し走って、Kochel seeへ。
途中の峠道は思わず顔がほころぶようなワインディング。
顔がほころぶのは僕だけではないのか、しつこいくらいに60km/hの速度制限標識と"Radar controlle"=「ネズミ捕りあるよ」の標識が並んでいた。
夏、ここをオートバイで走ったらさぞかし気持ちよいことだろう。

あぁ、たのしみ・・・。

いや、クルマで走っててもじゅうぶんに楽しいのだけど。
ふだんはなかなかこういったワインディングを走る機会はないのだけど、我が330i、すばらしく気持ちがよい。
たいして運転はうまくないのだが、クイクイ曲がってコキコキシフトを繰り返してコーナーをこなしていくのはまさに「駆け抜ける喜び」である。
アウトバーンの直線を吹っ飛ばすよりもはるかに楽しい。

夢中で走っていると、眼下に湖が見えてきた。Kochel seeだ。

水は澄んでいてとてもきれい。人も少なく、静かで気持ちがいい。

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あたりはもう夕暮れ時。
田沢湖でビールを飲みながら見た夕暮れを思い出す。

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そして、今日も静かに一日が終わる。

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