ポルシェはまた、ある痛ましい事故の主役としても有名だ。
そう、ジェームス・ディーンである。
1955年9月30日、彼は納車されたばかりの550スパイダーで走行中、対向車と正面衝突し、24才の短い生涯を終えた。
さて、ここからは他の展示車両を駆け足で。
まずは968カットモデル。カットモデルを見るのは非常に楽しい。
そういえば、以前訪れた別の博物館には、959のカットモデルがあったなぁ・・・。
TYP 82 KUEBELWAGEN(手前)と、JAGDWAGEN 597(後方)。
RSK Spyder ( '58)。
VW-TYP87 KOMMANDEUR-WAGEN ALLRAD-ANTRIEB ( '40)。
軍用ビートルだ。
356 B SUPER 90 ( '61)。
FORMEL SUPER V ( '72)。
910 / 8 BERGSPYDER ( '67)。
906 CARRERA 6 ( '66)。
962 IMSA Coupe ( '84)。
Stuttgartのポルシェ博物館から貸し出された特別展示車両。
トリを飾るのは、911 2.5 ST。
初代911"ナローポルシェ"。
これで、この博物館に展示されている車両全て。
決して収蔵台数は多くないものの、一台一台、時間をかけてゆっくり見たので、けっこう時間がかかってしまった。
それだけ、僕にとっては中身が濃い博物館だった。
1Fへ降り、受付わきのおみやげコーナーをながめる。
これもまた、博物館めぐりの大きな楽しみ。
今回買ったのは、(またまた)ポスター。奮発して2枚。
満足した気分で、博物館を出る。
そして、次に向かったのは・・・、
博物館から2kmほど離れた場所にある、当時の事務所、工場跡である。
この博物館のオーナーであるHelmut Pfeifhofer氏が、カタコトの英語で親切に教えてくれたのだ。
おかげで、あっさり見つけることができた。
当時、事務所だった建物がきれいに復元されて建っている。
いまからちょうどきっかり60年前、まさにこの場所で、ポルシェは産声をあげたのだ。
のどかに広がる景色を眺めつつ、はるかな過去と、これからの未来に思いを馳せるのであった。
(おわり)
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