画像


おNewのケータイが手元に届いた。

いままで使っていたLG社製のケータイが、ついにぶっ壊れたのである。
こやつは本当に使いづらかった。もう、なんど捨ててやろうかと思ったことか。
だがしかし!ついについに、壊れてくれた。

というわけで、今日、新しく注文しておいたケータイがめでたく手元に届いたわけである。
今回は、前回の反省も踏まえ、慎重に慎重を重ねて厳選した・・・といいたいところであるが、なにせケータイ方面にはまるで疎いので、結局、今回も半ばテキトウに選んだだけ。
ただし、もちろんタッチパネルだけは選ばないように気をつけたわけであるが・・・。

今回選んだのは、NOKIA 6500 Classicという機種。
この機種の特色は・・・と各種機能やスペックについてとうとうと書きたいところではあるが、さっぱりわからないし興味もないので何も書けない。残念だ。
とりあえず、デフォルトのドイツ語メニューを英語メニューに切り替えてもらい、おっかなびっくり触ってみる。
いちおう、電話をかけたり受けたりすることはできることを確認。もうこれで十分(笑)。

で、NOKIAというと日本ではあまりなじみがないメーカーなのであろうが、こちらではそうとうのシェアを占めているリッパなブランドのようだ。
機能について書くことができない代わりに、きょうはこの着信音について書こうと思ったしだい。

もう10年ほど前になろうか。
初めてドイツに出張に来たとき、ほとんどすべてのケータイが、みなどれもこれも同じメロディの着信音を鳴らしていて、それがやけに耳に残った。
それ以来、その着信音を聞くたびに、「あ~、ドイツに来たんだなぁ」と思うようになっていた。

それからしばらくして、そのメロディはNOKIAのデフォルト着信音だということを知った。
このメロディ、NOKIA TUNEと呼ばれているようだ。

シンプルながら耳に心地よく響くこのメロディ、スペインの作曲家が書いた「大ワルツ」が原曲になっているのだそうだ。なるほど。

ちなみに、こんなメロディである。一度はどこかで聞いたことがないだろうか?

ちなみにこの映像、ここに書くためにメロディを探していたら偶然に見つけたものなのであるが、なかなか洒落ていてとても気に入った。

ちょっとした演奏会。本番前のチューニング中だろうか。
突然、聴衆のケータイが鳴り始める。NOKIA TUNEである。
演奏会ならば、当然のことながらエチケットとしてケータイはOFFにしておくべきだ。エチケット違反である。
会場がちょっとどよめく。
すると、すかさずピアノがそれに合わせてNOKIA TUNEを奏で始めた。
追って、アンサンブルもそれに応える。

大きな拍手。

一瞬にして会場の空気が和む。

すばらしい。

・・・というわけで、これから毎日、僕もこのメロディとともに暮らしていくことになったわけである。