2009年元旦、イスタンブール。
そこは、アジアな熱気とヨーロッパな香り、それにアラビアンな雰囲気が入り乱れた、なんともオリエンタルエギゾチックな街だった。
そこらじゅう、いたるところニャンコだらけで・・・、
街やバザールを歩けば、恐ろしいほど達者な日本語を話すじゅうたん屋の、執拗な客引き波状攻撃。
金角湾にかかるガラタ橋には、数え切れないほどの釣り糸が垂れ・・・、
満艦飾の小船は、ゆっらゆっらと大げさに揺れながら、一日中ひたすらサバを焼く。
アジアを思わせる活気と熱気にあふれた市場では・・・、
ヤカンや大工道具やラジオや乾電池やリモコンやポケットティシューや靴やドレスやランプやチーズや肉や果物や野菜や香辛料やじゅうたんなんかが、どっさりがっさりどばっと並ぶ。
こういった雰囲気は、実に独特で圧倒される。
明らかに、西ヨーロッパとは全然違う。
日本以外のアジア諸国に行ったことがないからか、早くも僕はこの「勢い」にちょっと面食らってしまう。
そんな風景をを、丘の上から静かに見守り続けてきた、ブルーモスク。
なにやら、なにかと刺激の強そうな街である。
(つづく)
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