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今年のイースター連休は、イタリア車三昧。

去る4月10日から13日にかけて、イタリアに行ってきた。
今回のテーマは、「イタリア車 聖地巡礼」。
他のものには目もくれず、ひたすらクルマ関係ばかりを見てきた四日間。
テーマだけは決めたものの、ロクに下調べもしないままの、じつに行き当たりばったりの旅であった。

一日め。

まずはボーデン湖をかすめつつ、スイス経由でトリノまで。
我が愛しのPanda号の生まれ故郷、FIATの本拠地である。

午後遅くにトリノへ到着。
イタリアへ入った途端、走るクルマはちんこいクルマばかりになる。
Pandaはまだまだ元気いっぱい。アチコチ凹んだボロばかりだけど、ブンブン元気に走っている。
Puntoや500も・・・。シトロエンなんかも多い。
予約しておいた安宿に荷物を預け、歩いてすぐのリンゴットへ。

80年代初頭までFIATの主力工場だったリンゴット。
昔、雑誌で見たその荘厳な佇まいに、一度は見ておきたいと思っていたものだ。

現在、内部は巨大なショッピングセンターやホテルとして生まれ変わっており、屋上のテストコースだけが、かつてそこが自動車工場だったことを思い起こさせる唯一の手がかり。
2006年のトリノオリンピックの会場にもなったようで、周囲には選手村の跡なども残っているのだが、いまいち物寂しい雰囲気。もっともっと有効活用すればいいのに・・・。

町に出て、テキトウに入ったPizzeriaで夕飯を済ませ、一日めは終了。

二日め。

まずはFIAT本社の敷地内にあるショールーム、Mirafiori Motor Villageへ。

FIATグループの3大ブランド、FIAT、LANCIA、そしてAlfa Romeoが一堂に展示されているショールームだ。
New 500の登場ですっかり元気を取り戻した感のあるFIAT、うれしいかぎり。
さっそく、内部のショップでFIATグッズをしこたま買い込む。

FIAT本社をぐるりと回り、お次は同じトリノ市街の国立自動車博物館へ。
本館はあいにく現在改修中のようで、がっくり。
近くの仮展示場のほうへ向かう。

さ・す・が、イタリア!
情熱的なクルマたちが勢ぞろい!
「仮」展示場のテキトウな雰囲気など微塵も感じさせないリッパなコレクション。
ショップも充実。ポスター、エンブレム、プレートなど、クルマ好きのココロを大いにくすぐるモノがいっぱい。
ここでも、鼻息荒く散財・・・。

コウフン覚めやらぬまま、一路、ミラノ方面へ。
まずはミラノ郊外にあるAreseへ。Alfa Romeo博物館に向かう。
ところが、ない。小さい看板だけはあるのだが、あたりを見回しても、さびれた廃工場ばかり・・・。
あとで調べたら長期休館中だった。残念・・・。

気を取り直して、お次はモンツァサーキット

この日はレースは開催されておらず、オートバイのフリー走行会をやっていた。
混んでないからかえって都合がいい。
5ユーロだか払ってパドックエリアへ。

サンドイッチで簡単に昼食を済ませ、ショップをのぞいて散財したり、コースを回って走行会のようすを眺めたり、いい気分でのんびり過ごす。

こうして、一喜一憂の2日めが終了。

ここまでの写真は、こちらでどうぞ。

(つづく)