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3日め。

モンツァの町をあとに、ミラノを横切りながら、マラネロへ。

クルマ好きならば一度は耳にしたことがあるであろう、マラネロ
かのフェラーリさまの本拠地だ。

さっそく、本社前でバシャバシャと写真を撮り、Ferrari Storeをうっとりと眺め(ここでは散財せず)、博物館、Galleria Ferrariへ。

Galleriaへの入館料は、強気の13ユーロ。やはり、さすがはフェラーリさまだ。高い・・・。
うっとりゆっくりと眺め、館内のカフェでサンドイッチの昼食。
これはフェラーリさま価格ではなかったので、ほっと一安心。

敷地内にあるFioranoサーキットをのぞいてみるも、残念ながらこの日は走行車両なし。

Galleriaそばのおみやげ屋がこれまた最高。ミニカーをはじめ、クルマ好きのココロをくすぐる、ありとあらゆるモノが売られている。公式Shopより充実している。
大のオトナが子供よろしくはしゃぎまわる。
レア物のぱんだ号ミニカー数台をはじめ、ここでも散財してしまう。

生涯にわたり、自分が所有することは絶対にないであろうけど、やはり、偉大だ・・・、エンツォ・フェラーリ
いつまでも色あせることなく、自動車界の夢と希望であってほしい。

こんなふうに、一日じゅう、文字通り真っ赤な世界に染められた三日め。
この日の宿泊先は、マラネロから少し離れたボローニャ。
料金はヘタなビジネスホテルより安かったのに、宮殿のようなリゾートホテルで得した気分。
ボローニャの町をぶらつき、Pizzeriaで満腹に。

そして最終日、4日め。

この日はイースターということで、ありとあらゆる店、施設が休み・・・。
やってないのを承知で、ボローニャが本拠地のオートバイメーカー、Ducati本社へ立ち寄り、記念撮影。Ducati、いつか、ほしいなぁ、これ

続いて、ランボルギーニ本社。
ここでは、写真を撮ってたら守衛のおっちゃんに「だめだめ」されてしまい、ちょっと感じわるい印象。
いーじゃないのさ。平日はミュージアムやってるんでしょ?
スーパーカー世代の自分にとって、カウンタックはフェラーリと並んでスーパーカーの「王様」だった。
あの強烈無比なデザインには、どんな子供もシビれたものだ。
とても、同じ世界のものとは思えなかった。穴が開くほど図鑑を眺め、うっとりしていた。
子供時代の記憶がありありとよみがえる。

そんなランボルギーニも、現在はVWグループ傘下となり、敷地内にも関係者のドイツナンバーAUDIがたくさん駐まっていた。ちょっとさみしい感じも受けたが、ブランド存続のためには致し方ない、といったところか。
往年のブランドイメージを大切にしながら、これからもクルマ好きに夢を与え続けてほしいものだ。

おつぎは、モデナへと移動。ここには、マセラティ本社が。
このマセラティもスーパーカー世代には忘れられない名前だろう。
ボーラ、カムシンなどなど・・・。
図鑑でしか見たことのなかった、そんなアコガレのスーパーカーたちは、ここで開発されていたのか・・・、と思うと、なんだか感無量である。

モデナの町で、このへんにもたしか小さい博物館があったような・・・と走っていると、突然、驚くほどたくさんのクラシックカーが向こうから走ってくるではないか。
そして、ちょうど目のまえの自動車ディーラーの駐車場に続々と入っていく。
おおおっ!とすぐさまクルマを同じ駐車場に入れる。

くるわくるわ、ちっちゃいのばっかり続々と!
乗っているのはほとんどおじいちゃんとおばあちゃん。かわいいったらありゃしない。
みんな、駐車場にご自慢の愛車をずらっと並べ、そのディーラーとおぼしき建物の中ににぎやかに入っていく。

これはなんだろう?
しばし駐車場に並んだかわいいクルマたちを写真に納めまくる。

おじいちゃんおばあちゃんが入っていったディーラーとおぼしき建物の中が気になり、おじさんに聞いてみると、入っていーよぉ、とのこと。
一見、タダのディーラーのような建物だが、中には何かがありそう・・・。

はたしてそこは・・・、往年の名車、スタンゲリーニの博物館だったのだ!

そこには、イタリア自動車愛好家の、情熱と愛情あふれる世界がどーんとひろがっていた。
これこそ、まさに夢に描いた理想のクルマ好きワールドだ。

英語なんてまったく話さず、困惑気味のこちらにかまわず、ニコニコとイタリア語で熱心に話しかけてくれるクルマ好きのおじいちゃんとおばあちゃん。
もう、なにがなんだかわからないけれど、ほのぼのとうれしいのなんの!
ぜひ、こんなふうな歳のとりかたをしたいものだ。

思いがけず、最後にすばらしく貴重な世界をのぞかせてもらった今回の旅行。
いつまでも心に残るものになりそうだ。

今回の写真は、こちらで。

(おわり)