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調子よく走り出す。

峠道をくねくねとのぼり、Lago di Carezzaに到着。
湖水の色がきれい。日中、日が当たっているときに見たら、らさぞかし神秘的な色に輝いていたことだろう。
日本でいえば裏磐梯の五色沼のようなものか。

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青い空に白く輝く、荒々しい山肌。

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Passo di Costalunga (1,752m)。

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こういう雰囲気は、イタリアならではだ。

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ここでは、左へ曲がった。
一日めは、とりあえずCanazeiという町を目指すことに。
途中の町で、よさそうなキャンプ場を見つけてちょっと迷ったのだが、もう少し走ってみようという気分だったのでそのまま進むことにする。

知らないところでキャンプ場を探すときは、こういうとき実に悩ましい。
ここで泊まってしまおうか、それとももう少し先まで行ってみようか。でもこの先何にもなかったら・・・、なんて。
くよくよ考えながら、進む。

Canazeiの町で、無事、キャンプ場を発見。
迷うことなく、そのままバイクで中へ。

受付を済ませ、荷物をほどき、テントを張る。
この瞬間、いつも心からほっとする。
今日一日、事故なく走りきって、無事、寝床を確保できたことに感謝の瞬間だ。
もう心配することはなにもない。

軽くなったバイクに跨り、さっき通り過ぎてきた町の中心へ。
思いのほかにぎやかな町だ。観光客でにぎわっている。

ガソリンスタンドで缶ビールと水を買い、その向かいにあるTabacciでいつものように絵ハガキとステッカーを記念に買う。

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そして、その隣にあったホテルのレストランで夕飯を済ませ、キャンプ場に戻る。

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テントからマットを引きずり出し、刻々と色の変わってゆく山を眺めながら、ひとり、ゆっくりとビールを飲む。

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いろいろなことを、ぼんやり考える。

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ありとあらゆる感情が押し寄せてくる。

うっかり、涙がこぼれそうになった。

(つづく)