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靴を買った。

といっても、フツウの靴ではない。
さらに言えば、自分の趣味にはまったくそぐわないデザインの靴でもある。

全体としてのデザインはまぁまぁといったところだが、ベルクロ留めは正直ダサいと思うし、さらにそのベルクロにエンボス加工されたロゴもちょっといただけない・・・。

なんだかこれじゃ、まるでチビッコが履く靴のようなデザインに近いんじゃないか。

なんて、のっけからネガティブなことばかり書いてしまったが、そんなマイナスポイントを補ってあまりある魅力があるのだ、この靴には。

かねてからずっと気になっていたのだが、どうにも怖くて二の足を踏んでいた世界。
そ・れ・は、自転車用のビンディング。

世の自転車愛好家の方々からすれば、「なにをいまさら」なのであろうが、このたび生まれて初めて、自転車用のビンディングシューズというものに手を出す決心をしたところなのである。

このビンディングとは、簡単に書けば、ペダルと靴が固定されるもの。
なにしろ、ペダルと靴がガシッとくっついてしまうんだから、そりゃ怖い。
いざというときに、とっさに地面に足をつけないんだからね。
外しそこねると、自転車ごとスッテンコロリンだ。

今回、おそるおそるわたくしが選んだのは、とりあえず初心者には最も安心であろう、世界のシマノ。
その中でも、「SPD」というMTB向けのシステム。

このSPDシステムに対応したシューズとして、上述の通り、シマノのSH-MT53を選んでみたわけだ。

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一方のペダルは、これも当然シマノで。
いろいろある中から、XTグレードのPD-T780。SPD / フラット兼用なので初心者にはうってつけな感じだし、デザインもフツウのフラットペダルに近い感じで自分の愛車に違和感なくフィットしそう。

さっそくペダルを交換して、シューズの靴底に「クリート」という固定金具をつける。
そして、とりあえず履かずに「ばっちん!」とペダルにくっつけてみる。

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「ばっちん!!」と豪快な音をたてて、靴がペダルにくっついたの図。

説明によれば、この固定状態から解放するには、つま先を回転軸にしてかかとを外側にひねるらしい。
靴をそのようにひねると、けっこうな力をかけた後に、また「ばっちん!」と外れた。

ほほぉ。

シューズがペダルと固定されることによる効果はかなりのもので、一度体験したらもう元には戻れない身体になってしまうほどのものなのだそうだ。

そんな絶大な恩恵の代償なのかどうか、ネットを徘徊してみると、体験者の方々はみな一様に、「最初のうちはコケまくった」というような恐ろしい体験談を書き綴っている。

地面に足をつけたくてもペダルから離れなかったら、そりゃあ、困る。
もう、そのままゴロン、といくしかないわけだ。

翌日、おそるおそる実体験と練習。
なるべく人通りの少ない畑の道で、人生初のビンディングにチャレンジ。

ペダルをよく見てないと、シューズとの合わせ位置がわからない。
もぞもぞと足を動かし、やっと「ばっちん」。
そしてもう片方の足も。また、もぞもぞやって、やっと「ばっちん」。

で、こいでみる。

んん!?

なんだこのフシギ感は!?

お、おもしろい!

だけどまずは、うまくつけ外しできるように練習を繰り返す。

なんだ、意外と簡単にできるじゃないか。
地面に足をつけるかもしれない状況になりそうな場合は、早めに片足を外しておけば大丈夫。
とはいえ、すっかり慣れたころがまた危ないんだろうな。
いまはまだ固定するときも外すときもそれなりに意識しながらやっているのでよいけれど、慣れてしまうと自分の足が固定されていること自体をすっかり忘れてしまいそうな気がする。
これには気をつけないと!

・・・というわけで、さっそく本日40kmちょっとのサイクリングへ。
今日は、今まで行ったことのない初めてのコース。
谷沿いに、南のほうへ下っていく。
のんびりのどかで、すばらしいルート。

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途中、Bonsai展のポスターが。ドイツ人、けっこう好きなんだよね、ボンサイ。

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残り6km地点で今日は痛恨のパンク。
ちっちゃなガラス片を踏んでしまっていた。あ~あ。
腹へったなぁ。

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ということで、今日は帰ってきたその足で、家の目のまえにある、湖のほとりのレストランで夕食。
外で食べるのが気持ちよくなってきた。今が旬のおいしいSpagel。

パンクはしたけど、コケずに帰ってこれてよかったよかった。

それにしても、ペダルが足から離れないというのは、ものすごくいい。
まるで自分の体力が一気に上がったかのようだ。

これで、ますます自転車に乗るのが楽しくなりそうだぞ。

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