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久々に、クルマを洗ってみた。

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ふだんから、完全に「アシ」として割り切られ、ほったらかしの乗りっぱなしにされている我が愛車
だから、このブログにもほとんどこのクルマのことは書いてない。
だけど、このところずいぶん汚くなって、さすがにちょっと申し訳なくなってきたので、きょうは気合を入れて洗ってみたしだい。
こんなにがんばってキレイにしたのは、買って以来、初めてだ。

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幸い、まだブツけたりこすったりしてないけれど、いろんなところにちょっとした小キズがついてきている。
ま、しょうがない。
というか、このクルマは愛玩対象としてとらえてないので、まったく気にならないんだけど。

それにしても、地味なボディカラー・・・。
買ったときからずっと思ってるけど、商用バンみたいだ。

タイヤとホイールも、225/55 R16と、非常に控えめなサイズ。
だけど、縦列駐車の機会が多いドイツでは、むしろタイヤハイトの高いサイズのほうが気兼ねなく使えてよい。
18インチとか20インチとか、極悪サイズのホイールでは、あっという間にリムを縁石に擦ってキズだらけにしてしまう。

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最近のAudiのアイコンとも言えるLEDデイライトは、ボクのA4にはついていない。

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そのかわり、「電球」のデイライトが、こんなふうに光る。
ウインカーをつけると、いっちょうまえにちゃんと減光する。

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ボクのA4は、かなり低装備でほとんど「素」の状態に近い。
だから、インテリアは豪華な日本仕様とはまったく異なっている。
メーターの間のディスプレイは、こんなふうに赤一色のものだし・・・、

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中央部のディスプレイだって、ぱっと見'80年代のTVゲームじゃないの?と思わせるような安っぽい赤一色のもの。
さすがにこれはヒドいと思う。こんなだったらいっそのこと、ディスプレイなどないほうがよっぽどいい。

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これまた日本仕様にはない、マニュアルトランスミッション。
6速だ。シフトフィールは思いのほか大変気持ちよいもの。

オーディオは、CDが一枚だけ入るシンプルなもの。素人耳のボクには十分な音質。
iPodなどをつなぐこともできないので、もっぱらラヂオを聴いていることが多い。
ドイツのラヂオは、放送局もジャンルごとにたくさんあるので、これでも十分楽しめる。

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豪華バージョンではこんなふうにスイッチ類で埋め尽くされるシフトレバー周りは・・・、

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こんな感じでいたってシンプル。
パーキングブレーキのスイッチと、ESP OFFスイッチだけ。

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ここドイツでは、それこそ掃いて捨てるほどウヨウヨ走っているこのA4。
たしかに、イイクルマだと思う。最近のAudiが売れまくっている理由もうなずける仕上がりだと思う。
1.8なのにアウトバーンでも十分なパワーだし、静かだし、快適だし、質感も高いし。

だけど、ボクにはやっぱり大きすぎるし、優等生すぎてどうしても「趣味の対象」として愛情を注ぐ気になれないのだ。
なんだか、自分に合わない服を着ているような違和感がどうしてもつきまとう。

ドイツで暮らすもうしばらくの間は、こうしてありがたく「現代の先進技術」の恩恵に預かるつもりだけど、日本へ帰ったらまた、ちょっとひねくれたクルマたちと喜怒哀楽にまみれながら、ムダに意地張って暮らしていきたいと思う。