焼きあがった。
続々と「作品」ができあがってきた。
といっても、僕が作ったものではなく、相方、えい坊の「作品」だ。
半年ほど前から通いだした陶芸教室。
似合うか似合わないかは別として(?)、以前から焼き物をやってみたかったらしい。
通いだした当初は、なにもかもまったくうまく行かず、毎回、半ば自暴自棄になっていたのだけど、やっと、ほんの少しは慣れてきたみたいだ。
僕自身は、まったくさっぱり陶芸の世界はわからない、
だけど、自分の手でゼロから何かを創ることの面白さと難しさは、きっと相当なものだろう。
以前、一度だけ彼女に連れられて工房へ見学にいってみたことがある。
そのころはまだ、こんな状態だった。
土をこねて、ろくろを使って形をつくる。
何回も何回も失敗しながら、いろんな試行錯誤を経て、やっと、ひとつのモノができあがる。
本人としてはまだまだ気に入らない部分がたくさんあるようだけど、僕から見れば、じゅうぶんたいしたものだ。
気に入らないとは言いつつも、さんざん苦労した分だけ、焼きあがったものを見たときの喜びは相当だったと思う。
教室へ行くたび、一喜一憂して帰ってくるえい坊の話を聞くのは、僕にとっても刺激になった。
当人が意識しようがしまいが、ひとつのモノを創ることを通して、いろんな発見や学びがあったはず。
そういう体験は、必ず自分の大きな財産になると思う。
ビミョウなサイズのコーヒーカップだけど、これから毎朝、ありがたく使わせていただくとしよう。
コメント
コメント一覧 (3)
こちらでかなり知られている竹内利幸さんと言う方が陶芸をやっていらして、個展のお誘いをいただきました。
美しくて、もう感心しているばかりです。
陶芸の世界は私自身にはさっぱりなのですが、深遠なる世界がありそうですね。