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最近は動き回っていたので、この週末はゆっくりと。

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年末年始は異様に暖かかったらしいStuttgart周辺だけど、いまは、こんな感じで、冬らしくうすら寒い。
今日は、ウチからクルマで20分ほどの小さな町、Waldenbuchにある「日常生活博物館」へ行ってみた。
ここには、チョコレートで有名な「Ritter Sport」の本社工場とMuseumもある。写真奥のほうに見えるのがそれ。
今日は行かなかったけど。

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ものすごくこぢんまりした町(村?)。
博物館のそばにあるCafeのまえ。いい雰囲気で置かれた馬車も寒そうだ。

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その名の通り、この博物館は、「日常生活」に目を向けた展示がメイン。
こういうテーマ、非常に好きですね。

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各時代の「暮らし」のようすが、気の利いた展示で紹介されている。

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シンプルだけどいい質感。

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日常使うモノって、意外となかなか残らないんだよね。

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「チーン!」という音が聴こえてきそう。

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ミニチュアのジオラマもたくさんあって、ちんまりよーく見ていると楽しい。

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いい。こんなストーブ、我が家のガレージにでも置いてみたいところ。

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ゆ・た・ん・ぽ。

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コンロも薪で。あったかい感じが伝わってくる。

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むかしはこんなのがあたりまえだったわけだけど、いま、これをやろうとすると、こんなふうにものすごい贅沢なものになる。
不便さと便利さ、豊かさと贅沢・・・。
一筋縄ではいかない、奥深いものだ。

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つまみらしい、つまみ。
これぞ、ザ・つまみ、という感じだ。

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弁当箱。かわいい。
そういえば、最近はドイツでも"Bento-box"なんて名前で、シャレた弁当箱が売られていたりする。
すばらしい日本の弁当文化、注目されているのだろうか?

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いいですね。大食いですな。
むかし、これとそっくりな弁当箱を使っていた。僕のは、たった2段だったけど。

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ミニチュアみたいに見えるけど、ホンモノ。
テレビといい、オーディオといい、このころは半分以上、「家具」だったことがよくわかる。

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なつかしくてあたたかい音が聴こえてきそうだ。

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圧力鍋!

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キッチン用ハンドミキサーだけど、なんだか、大工道具のハンドドリルにしか見えない。

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この一角がいちばん楽しかった。
黄金の50年代家電コーナー。

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不朽のミッドセンチュリーデザイン!

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シンプルで機能的で質感があって、たまらない。

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決して主張していないデザインなのに、この存在感はなんだ。
いまでこそ、「白物家電」は枯れきった、あまり華やかではないもののように扱われることが多いけど、この時代は、みんなの「夢」がつまったものだったんだね。

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少し進んで、70年代の若者部屋をイメージした展示。
カラフル原色な色使いが、いかにも70年代そのものだ。


こんなふうに、静かにゆっくり博物館を堪能したあとは、夕暮れどきの近所をカメラ片手にひとりで散歩してみる。

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少しは身体を動かさないと、健康にもよくない。寒いのをガマンして、歩いてみる。

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ウチのすぐそば、湖のほとりにある民宿兼レストラン。

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湖は、歩いても5分で一周できてしまうほど小さい。

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もう少し冷え込んでくると、スケートを楽しむ人々で、またにぎわうかもしれない。

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ウチから道路を渡れば、Uバーンの駅がすぐそこに。

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便利で静かで、ほんとうにいい場所だ。

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大好きな、オレンジ色の外灯。
飛行機から見下ろすドイツの街は、いつも、あったかいこの色でキラキラしている。

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歩いていれば身体は寒くないけど、だんだん、シャッターを押す指がかじかんでくる。

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なんでもない地面にカメラを向けていると、通りすぎる人が怪訝に思わないか、つい、ちょっと不安になる小心者。

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いつも買い物をする、近所のスーパーマーケット。
日曜だから、当然、しんとしている。

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小一時間ほど歩いて、今日はおしまい。

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また、明日から忙しい日々が始まる。