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旅はまだまだ続くけど、ここでちょっとイタリアのハタラク・クルマ特集を。

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イタリア旅行の大きな醍醐味のひとつといえば、やはり、イタリアらしいピッコロなハタラク・クルマを見ることである。

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Piaggio Ape
イタリアの小さなハタラク・クルマを語るうえで、最も重要な一台だ。

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1948年に登場したこの愛すべき三輪トラックは、いまやイタリアの町並みに欠かせない存在となっている。

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2ストエンジンの甲高い音と豪快な白煙を周囲に撒き散らしつつ、どんなに狭い路地でも抜群の機動力を発揮する頼もしくもかわいらしいやつ。

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ドイツでもたまに見かけるものの、やはり本場イタリアでの生息数はハンパじゃない。

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完全にイタリア人の生活に溶け込んでいるその姿は、実に美しい。

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その小ささがよくわかる一枚になった。
履いているタイヤが左右でまるで違うのも、イタリアらしくてApeらしいったらありゃしない。

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いちばん多く生息しているのは50ccのタイプだけど、これは少し大きめの車体とエンジンを持ったタイプ。
いい顔してるし、このボディカラーもステキだ。

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我が家のハタラク・クルマ検討において、一時期、真剣に所有することを考えてみたものの、やっぱりボクには一歩踏み出す勇気が出ずに、購入を断念してしまった。情けない。

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でもこうして見ると、ほんとに見れば見るほど魅力的だ。

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めちゃくちゃ狭いはずなのに、ムリヤリ夫婦で仲よくぎゅうぎゅうに収まっている姿がほほえましい。
たしか、一人乗りのはずなのだけど・・・。

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それにしても絵になるなぁ・・・。

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これも、親子で二人乗り。
きっと、家族の絆を深めるのにも大いに役立っているに違いない。

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こんなエレガントな背景にもしっくり溶け込む器量よし。

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ツヤの抜けきった、カサカサなソリッドカラーが似合いすぎ。

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Apeばんざい!

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さて、ここからは、Apeと並んで大活躍中の、同じくPiaggio社が製造するミニトラック"Porter"。

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あれっ?と思った方はかなりのハタラク・クルマ好きに違いない。
そう、何を隠そう、これは、元はといえばダイハツ・ハイゼットなのである。

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このPorterも、イタリアのハタラク・クルマ界ではすでに欠かせない存在なのだ。
見よ!このドライバーの誇らしげなポーズを。

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やはり、我が家のハタラク・クルマとしてハイゼットを選んだのは、じつに正解だったのだ。

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あぁ、このおっちゃんになりたい。

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日本では、残念なことにその生息数の割にはどうにもオシャレなイメージ皆無の「軽トラ」であるが、こういった写真を見れば、きっと、若いおねいちゃんも「軽トラってステキ!」と、そのイメージを変えてくれるに違いない。

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「PIAGGIO」とプレスされた荷台アオリがイカす。
これ、欲しいな。

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朝の路地にひっそりたたずむ姿もすばらしい。

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この1BOXタイプは、1986年にモデルチェンジした7代目ハイゼットがベース。
何を隠そう、ボクが中学生のころから、父親のクルマはコレだった。
「ハイゼットアトレー」といって、天井が2/3ほどサンルーフになってたり、なかなかときめくヤツだった。
学生になって免許を取り、自分で初めて運転したのもこのクルマだった。
クーラーもついてないし30psくらいしかなかったけど、これでずいぶんあちこちドライブしたものだった。

そしていま、ボクは今度は自分のクルマとしてハイゼットトラックを買った。
こうしてみると、ボクは意外にダイハツと縁があるのかもしれない。

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アマルフィの目抜き通りにて。

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これは、カプリ島の港で。

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人々の生活に密着したクルマの姿は、たまらなく愛おしい。