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翌日は、ノーテンキにカプリ島。

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ホテルからとことこ歩いて15分、ソレントの港へ向かう。

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毎日、気持ちのいい天気ですばらしい。

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港のキップ売り場で、カプリ島行きの往復券を買う。

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この船、なんだかカッコよくて速そうだ。4本出しマフラーだし(笑)。
だけど、残念ながら我々が乗るフネではない。

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我々が乗り込む、カプリ島行きの船が入港してきた。
思っていたよりでっかいが、あんまり新しい感じではない。

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船内はこんなようす。
外観同様、まあ、豪華でもなんでもない、ごくフツウの乗り合いフェリー、といった風情。

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窓はガラスではなく透明樹脂製で、経年劣化で茶色く濁ってしまっていた。
だからこんなふうに、窓から見える外の景色がなんだか30年前のピンボケ写真のようだったのは残念なところ。
でもこうして見ると、これはこれで、ソフトフォーカスっぽくてちょっとファンタジックな雰囲気が出たような気も。

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さて、あっという間にカプリ島に到着。

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何も予定を立てないまま来てしまったので、人の波に流されつつ、さてどうしようかと考える。

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カプリ島の港、Marina Grande。

ちなみにココは、GT4で収録されていた「Costa di Amalfi (アマルフィサーキット)」のモデルになった場所。
このあたりがスタート/ゴール地点。

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ここカプリ島で、とりあえず見ておいたほうがよいものは、やっぱり「青の洞窟」なのだろう。
ということで、さっそく、たくさん浮かんでいるモーターボートのひとつに乗り込んでみる。

10分ほど沿岸を西に進めば、もうそこは入口。
さらにここから手こぎ船に乗り換えて、またお金を払って、狭い入口でアタマをブツけないようにして、やっと中へ。
なかなかめんどくさい。

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ほほぉ。やっぱりなかはなかなかキレイだね。

キレイなんだけど、なんだかやたらあわただしくて、まったく風情が足りない。
まぁ、こういう観光地では仕方ないのだろうけど・・・。

そんな感じで、青い洞窟探検はあっという間に終了。
ちょっと気象条件が悪くなるとすぐ入れなくなってしまうこの洞窟。
そのため、はるばる何回もチャレンジしている方も大勢いらっしゃるそうだが、我々のような行き当たりばったりでテキトウな人間がすんなり入れてしまうとは、なんだか意味もなく申し訳ない感じだ。

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また港に引き返し、お次はフニクラーレ(ケーブルカー)で町の中心に登ろうとするも、長蛇の列。
おまけに、キップは別の場所で買っておかなきゃならないことに、だいぶ並んだあとに気づいてタイムロス。

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やっと、自分たちの番。

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さんざん並んだフニクラーレは、5分とかからずに上の駅へ到着。
ひょっとして、バスを使ったほうがよかったのかも。

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高台にある、カプリの中心部からの眺め。
まあ、気持ちのよいこと。

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今日は暑いくらいで、ちょっと歩くと汗ばむほど。

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もう、夏、といってもいいくらい。
実際、もう海水浴している人たちもいるし。

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ドイツと違って、やっぱり明らかに明るい雰囲気だ。
カラッとしてる。

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ぶらぶら歩いて、ふらっと入った眺めのよいレストランで昼食をとり、さらにまたぶらぶら。

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日陰は涼しくていい。

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曲がりくねった路地は坂道も多くて、満腹の体が重く感じる。

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腹もこなれてきたので、バスに乗って隣町のアナカプリまで足を延ばしてみることに。

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カプリを走っているバスは、たくさんある急坂ヘアピンカーブ対応のためか、全長がやたらと短いかわいいカタチをしている。
もちろん、ドライバーのテクニックも一級品。

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アナカプリから、Solaro山へ登るリフトに乗ってみる。
一人乗りの、なつかしい感じのリフトだ。

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カプリ島でいちばん高い場所からの、絶景。

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この色が、ステキだ。
まるで、おもちゃの世界のように見える。

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リフトで下るときは、アナカプリの町を見下ろしながら。
遠くに見える島は、左にイスキア島、中央がプロチダ島だ。そして右側はイタリア本土。
プロチダ島は、ボクの好きな映画のひとつ、「イル・ポスティーノ」のロケ地になった島だ。

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カプリ島を走るタクシーは、こんなふうに、みんな屋根をぶった切った南国リゾート仕様に改造してある。
ベース車両は、旧型の日産セレナがやたらと多い。
いったい、なぜだ??

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しかし、こういう場所は、我々のようにせかせかと歩き回るよりも、

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どーんと高級なホテルにでも泊まって、

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三週間か一ヶ月くらい、な~んにもしないでぼぉ~っとするのが、

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正しい過ごしかたのような気がする。

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だけれども そうはできない我々は 日暮れまぢかの船に乗り

またいつか しばしのあいだ さようなら