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356の近況を少し。

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いよいよ、もうすぐ以前書いた足回りのモディファイを敢行すべく、Bug Spotさんへ入院させる予定。

そのいっぽうで、細かいディテールをちょこちょこといじっている今日このごろ。
日々、356関連の本と首っ引きである。

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まだまだその影響が続いている地域もある先日の大雪。
幸いなことに、僕の住む町ではほぼすっかり解けてしまった。
風はすごく冷たいけれど、この週末は久々に少しだけ海辺をドライブ。

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このホイールとも、もうすぐさよならだ。
これまた幸いなことに、譲らせていただく方も決まって、一安心。

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インパネ周りを、少しだけ化粧直しした。
といっても、ダッシュパネルのPORSCHEエンブレムを、10cmほど運転席側に移動させただけだけど。
「正しい位置」よりもずっと右側についていたのがずっと気になっていたので、これでやっとすっきりした。

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そして、注文していたパーツがアメリカから届いた。
エンブレムと、ベルト。

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僕の356は、1959年の「356A Convertible D」がモデル。
有名なSpeedsterのいわば後継モデルだ。
Speedsterと較べて、フロントウインドウの高さが高くなっていて、かつ内装も多少ゴージャスな装備になった。
ちなみにこのタイミングで、ボディの架装メーカーが、Reutter社からDrauz社に変わっている。
だから、Convertible 「D」なのだ。

このConvertible D、量産型ではフロントフェンダーには「Speedster」エンブレムはつかないのが正解だ。
だけど、僕の356には、「Roadster」というエンブレムがついている。

この「Roadster」という名称は、356Bになってからつけられた名称で、実際は「Roadster」エンブレムがつけられた356は存在しない。
これは、Intermeccanica 356 Roadsterだけについているエンブレムなのだ。

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このように、我が家の356は、ほんとは「フェンダーエンブレムなし」が正解なんだけど、ではなぜわざわざこのたび「Speedster」エンブレムを手に入れたのか?
その理由は、この写真の赤い356にある。

これは、Porsche Museumに展示してあったConvertible Dの試作車だ。
よく見ると、ちゃんと「Speedster」のエンブレムがついている。

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そして左側を見ると・・・、

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「Speedster」エンブレムに加えて、モールにまたがって大きく「D」のエンブレムがついている。
もちろん、この「D」はConvertible Dの「D」だろう。

そう、試作バージョンのConvertible Dでは、このように「Speedster」エンブレムに加えて、左側のみ、「D」のエンブレムが追加された仕様だったのである。

なぜ量産時にはまるごと外されてしまったのか、そのわけは謎のまま。
だけどとにかく、わたくしはこの仕様を再現しようと考えたわけなのである。
この「D」エンブレムまで手に入ってしまう356リプロ品マーケットの深さ。いやはやたいしたものだ。

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というわけで、さっそく装着!

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うひゃあ! 悶絶するほどカッコイイではないか。

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エンブレム位置は数少ない資料からの目測なので若干ずれてるかもしれないけど、まあいいのだ。

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そして、ラゲッジラック用に革ベルト。
これまた最高の雰囲気で大満足だ。

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ちなみにこのReutter社の356純正ラゲッジラック、ふつうのカバンだけではなく、スキー板やスペアタイヤを運べるようにもデザインされているスグレモノなのだ。
というわけで、タイヤ(ハイゼット号のタイヤだけど・・・)も載せてみたけど、これまたなんだかカッコイイ!

こんどはスキー板も載せてみようっと!

そんなこんなで、寒い冬もちまちまイジっては、自己満足のうすら笑いを浮かべる今日このごろなのである。

暖かくなるまでもう少し。それまでには足回りも一新して、僕がイメージする最高の356になるはずだ。
楽しみ楽しみ。