この土曜は、みちのくあじさい園に行ってみた。
岩手県一関市。
僕らの家からは片道300kmちょっとだから、往復で650kmほどだ。
なんだか、とても久々の遠出だ。
高速道路を使った日帰り長距離ドライブだから、もちろん(?)、今日の相棒はハイゼット号。
高速料金安いし、クーラーも強力に効いて快適だし、我が家のクルマでいちばん燃費がいいし。
ちょっと早起きして、4時間くらいで目的地へ。
山の中、杉林の間にいくつかの周遊コースがあって、のんびり歩きながら一面のあじさいを見て回れるステキな場所だ。
入場したのはちょうどお昼くらいだったので、少し歩いて、休憩ベンチで作ってきたサンドイッチを食べる。
期待に違わず、広大な敷地にありとあらゆるアジサイが咲き誇っている。
多くのアジサイには、きちんと名前が書かれた小さな看板がたっているけれど、僕にはとてもじゃないが覚えられない。
よく見ると、なんて精巧なつくりなんだろうか。
自然は不思議がいっぱいだ。
しかし、まさか自分がこんなふうに花の写真なんて撮るようになるとは思わなかった。
花なんて、最近までまともに撮ったことがなかったから、どんなふうに撮ればいいのかいまひとつわからない。
でもこんなふうに、あじさいを見て回っても退屈せずに楽しめるようになったのは、自分でもちょっと驚きの変化だ。
我が家に庭ができて、草木に愛着が出てきたためなのだろうか。
それとも、単に自分が歳をとったせいなのか。
まあ、どっちでもいいや。
なんにせよ、興味の対象が拡がることはうれしいことだ。
この日は薄曇りで時折晴れ間が出るような天気だったけど、
しっとりと霧雨が降るような日なら、よりいっそう趣があったかもしれない。
それにしても、ひとくちにあじさいといっても、いろいろな種類があるものだ。
一面のアナベル。圧巻だ。
来るまではたいして期待もせずにいたえい坊も、さすがに気に入ってくれたようす。
それはそうだ。日本有数のあじさい園だもの。
ぐるっとぜんぶ歩いて、2kmくらいの距離だそう。
のんびりと見て歩くには、ちょうどよい長さだ。
お年寄りなど、足の不自由な方のために、カートで園内をめぐるサービスもあるから、老若男女、安心して楽しめる。
たまには、ドライブを兼ねたこんな休日を過ごすのもいいものだ。
日帰りだったから、他にはどこにも寄らずに帰ってきたのだけど、この周辺には他にもいろいろ見どころがある。
こんどは泊まりで、またゆっくりと訪れてみたいものだ。
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