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三連休。ここぞとばかりにツーリングに行ってきた。

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土曜朝。
まずは、先日発見してあわてて注文しておいたテントポールのゴムひも交換から。

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新品とお古では、こんなにも違う。
パンツのゴムひもを交換したときのような(?)、じつにすがすがしい気分だ。

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午前中、のんびりと支度をして、お昼ごはんを食べてから我が家を出発。
初日はとりあえず、実家のかみのやままで行くだけなので気楽なものだ。

とはいっても、実に久しぶりのキャンプツーリングなので、おのずと気分は昂る。
前回キャンプツーリングをしたのはいつだっけ?と考えてみたら、なんと、2009年の11月中旬だった。
もう5年近くも前ではないか!!!

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高速道路はキライなので、ひたすら下道を行く。
この日は天候が不安定で、道のりの半分近くを雨に降られてしまった。
でも、ふるさとかみのやまに近づく頃にはいいお天気に。

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日暮れ間近にようやく着いたので、ちらりとだけ寄ってみた、かかし祭り
ちょうど、この日が今年の初日。
子供のころは、毎年これが楽しみでたまらなかった。

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昔は月岡公園が会場だったけれど、いつしか市役所に会場が移されたようだ。
いずれまた、ゆっくり見て歩きたいものだ。

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一夜明けて日曜日。
8:40、山形県庁まえで、今回の相棒である旧友Tと待ち合わせる。
付近は、「日本一の芋煮会」の会場へ行くお客さんで早くも賑わっている。
いいなあ、やまがたの秋だなあ。

今回の目的地は、田沢湖。
山形からひたすらR13を北上。
山形以北のR13を走るなんて、いったい何年ぶりだろうか。
ずいぶんと改修が進んで、以前よりずっと走りやすくなっていることに驚きつつ、順調に距離を重ねる。
途中、金山町あたりの町並みは、古き佳き時代の香りが少し残っていたりして、飽きることなく走ることができた。

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秋田県に入ると、前方に怪しい雲が。
ちょうどよく現れた道の駅で、雨雲が過ぎるのを待つ。
雨が降っている場所と、晴れ上がった場所があからさまにわかる眺めは、見ていて愉快で爽快だった。

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うまく雨を避けた我々は、その後も順調に飛ばし、13時すぎには目的地の田沢湖へ到着。

旧友Tとは、18のころからずっといっしょにキャンプツーリングを続けている。
昔は、それこそ日の出まえから日が暮れるまで、走りに走ってようやくキャンプ場にたどりつくようなツーリングばかりしていた。

だけど、お互いもう歳だ大人だ。
日が高いうちにテントを張り、ゆったりと温泉に入ってのんびりと旅の疲れを癒すスタイルに方針転換なのだ。

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受付で600円を払って、さっそくテントを張っていると、雨が降り出した。
到着してからでよかった。

雨があがるのを待って、温泉と買い出しに出発。

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温泉は、田沢湖高原の水沢温泉
これまで何度も田沢湖でキャンプをしているけれど、いつも決まってここを利用している。
お気に入りなのだ。

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9月中旬にしては思いのほか涼しい気温で少し肌寒いくらい。
だから、露天風呂に浸かると文字通り体がとろけそうになるほど気持ちがいい。

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暖まった体で、また走り出す。
眼下に田沢湖を眺めながらの爽快ライディング。

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アクセルひねり、向かうはスーパーマーケット。
お昼抜きで走ったので、ペコペコだ。

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食料と酒を調達してキャンプ場に戻る。
湖畔に出て、ビール片手に、日が暮れるのをぼぉっと眺める。

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この時間がたまらなくすばらしい。
今日も一日、無事に走りきれたことに感謝。

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久々のキャンプなので、調理ともいえないようなメニューでとにかく腹を満たす。
二人とも思いのほかたくさん食べて、満腹満足。
いい感じに酔っぱらい、周囲のちびっ子たちのはしゃぎ声もものともせずに、21:00にはもう夢の中。
なんて健康的。

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翌朝、5:30起床。
そそくさとすばやく撤収を済ませる。

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湖畔の朝の空気は、冷たいけれど爽やかだ。

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コーヒーを飲んで、いざ出発。

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午前中は霧も出ていて、気温は低いところで10℃近辺。予想以上に低くてちょっとびっくり。
サマースーツにしたことをちらっと後悔。おのずとトイレも近くなるってもの。

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錦秋湖の道の駅。
あったかいコーヒーでも飲もうと思ったのに、「つめた~い」のしか置いてなくてがっかり。

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最終日の今日は、広域農道を中心に、爽快に飛ばせるルートでひたすら南下。
旧友Tとは福島飯坂で別れ、彼は栗子峠経由でかみのやまへ、そして僕は高速でいわきまで。

3日間でちょうど1000km。

久々のキャンプツーリング、ちょっと急ぎ足だったものの、やっぱりとても楽しかった。
ムリは禁物だけど、これからもずっと、バイクに乗っていろんなところへ出かけよう。

バイクって、やっぱりステキな乗りものだなぁ、と再認識した3日間だった。